毎年2回、世界では「ファッションの祭典」とされる「ファッションショー」が開催されています。
しかし、そんなファッションショーは「一般人禁制」。招待された方しか入れません。招待される方はブランドのお得意様、アパレル関係者、取材陣などなど。そのため、ファッションに興味が出てくれば出てくるほど中身が気になってくるものです。
という訳で今回は「実際に写真付きでファッションショーの潜入レポ」をお届けします。
全くファッションショーについてご存知ない方でも、そもそもファッションショーって何?というところから解説していきます。オシャレになるうえでは一ミクロンも必要はない情報ではありますが、普通では絶対に見ることが出来ない会場内。興味ある方は是非ご覧下さいね。
ファッションショーとは?
ファッションショーは別名「コレクション」。(厳密に言うとちょっと違うけどそんな厳密に使い分けてない)
例えばお耳にしたことがあるかもしれない「パリコレ」は、「パリ・コレクション」のことで、「パリのファッションショー」という意味になるわけ。ちなみに世界4大コレクションとされるのは「パリ、ミラノ、ニューヨーク、ロンドン」。なお、日本も含めて「5大コレクション」と呼ぶことも。といっても、ぶっちゃけ日本は他の4つに比べ世界へのファッションの影響力は殆どありません。
そんなコレクションは、あくまでファッション「ショー」なので、「実際にこんな風に着こなしましょう!」というよりも「そのブランドの打ち出すコンセプト(世界観)を発表する場」として認識された方がよいかもしれません。
https://bit.ly/2ESTANM
だって誰もこんな風にコーディネートしないですよね。
あくまで世界観を伝えるための「ショー」なので、たまにこんな恰好をしたモデルさんが出てきてネットニュースを騒がします。
どんな形であれファッションに興味を持ってもらえるのは嬉しいですが、これで「ファッションってよく分からん」と思われちゃうのは悲しいかな。ちなみに私だってこれは解説できません。強いて言うならファイナルファンタジー6くらいまでならこんな敵いそうだなあと思うくらいです。
https://bit.ly/2F8Wgbr
分かりやすい例だとこれかな。「アツシナカシマ」というブランドの2019年秋冬のファッションショーで、テーマは「浸食」。なのでコートの外側をヤスリでガリガリ削り、コートの裏地を出すことで「浸食」を表現しています。
ちなみにこのコートは非売品(ヤスリで削っていないものは販売するそうですが)。こういったショーには出すけど実際に販売しないものを「ショーピース(コレクションピース)」と呼びます。あくまで世界観を伝えるためのアイテムです。
各ブランドは、実際に販売する洋服はもちろん、こういった非売品であるショーピース、音楽、モデルさんの歩き方、全てを駆使して「ショー」を発表します。この「世界観」に引き込まれ、そのブランドのファンになる方は少なくありません。ファンを作る上では欠かせないのがこういった「ファッションショー」になるわけです。
ちなみにこのファッションショーは、場所によってまちまちですが「約1週間」行われるので、その開催されている期間を「ファッションウィーク」と呼びます。なので、例えばパリコレ(パリのファッションショー)を開催している期間を「パリ・ファッションウィーク」と呼ぶというわけ。
ちなみに日本だと、東京コレクション(東京のファッションショー)を開催している期間を「Amazonファッションウィーク」と呼びます。Amazonがスポンサーだからしょうがないけど、これのせいで何ともややこしい。日本なのにアマゾン行っちゃったよ。
コレクションの基礎知識はこんなところ。では、実際に会場内の雰囲気を見てみましょう。
実際の東京コレクション会場内の雰囲気
https://bit.ly/2F5bs9b
会場は渋谷ヒカリエでした。渋谷の商業施設兼オフィスビルみたいなところです。
招待していただいたブランドさんはDRESSEDUNDRESSED(ドレスドアンドドレスド)。
では実際に会場まで行きましょう。
入口あたりには何か所か大きい看板が。お祭りらしくてよきよき。
会場フロアに入り受付っぽいところへ。といってもここスルーできます(笑)。
単なるインフォメーションセンターです。
入口付近にはいろんな配布物。今回開催するショーに関する冊子とか置いてます。
ちなみにスタッフさんのTシャツすらなんかオシャレです(笑
ちょっと欲しいけど某ハイブランドっぽいデザインなのは気のせいか。
あちこちで超オシャレさんが報道陣にスナップされてます。ちなみに私はされてませんコンチクショウ。
並んでいる人見るだけでもオシャレな人ばっかりでとっても楽しい。
で、もう少しで会場のホールです。といってもここに並んで開場まで待ちます。
開場されたんで入りまーす。ここらで招待状を確認されます。
こっそり入ろうとしても無駄だぞ!
広ーいホール。
席へ座りまーす。ちなみに立ち見の人もいます。
席にはこんな感じでペーパーが。今日のショーに関することがあれこれ書いてあります。
あとは開演まで待ちます。
なんだろう、あの中央のテーブル。ドキドキ。
そして場が暗転して開演!
モデルさんが入ってきたー!!
https://bit.ly/2NWppJq
という訳で始まりました。今回のテーマは「レストラン」。だから中央にあんなテーブルがあったんですね。
さっきのモデルさんはプロが撮るとこうなります。でも招待客目線も楽しいでしょ。
おおー近くまできた。実際のプロのモデルが歩く姿はかなり感動します。
https://bit.ly/2SWEUSI
ちなみにプロが撮るとこう。ぶっちゃけ席からだとここまでよく見えない。
モデルさんが歩いては真ん中のテーブルに座る演出でした。レストランだもんね。
https://bit.ly/2VV2WPF
で、全員が着席したら急にワイン飲んだり談笑をしたり。非常にミステリアスな雰囲気でした。
服を見るだけでなく「ブランドの世界観」を伝える、まさに「ファッションショー」という内容でした。なお、記者さんのレポートはこちらの文字をクリックすればご覧になれますので、興味あれば。
アンリアレイジ 2019-2020awレポート
https://bit.ly/2CI9ytP
ちなみにショー会場には、こういったショーの見栄えのための「セット」ともいうべきものが置いてあることも。
2020年秋冬のアンリアレイジというブランドは「巨大化した服の一部」というテーマだったため、巨大な服を着たマネキンがショー会場に鎮座されていました。
ショー会場で見るとこんな感じ。その大きさに圧倒される。。ちなみに先ほどの画像はパリの会場だったのに対し、私が行ったのは日本の会場なので、場所が違うのはご容赦下さい。
ショーが終わった後は、気軽にセットの近くに行くことができます。
招待された皆さん、わりかしショーが終わったらそそくさと会場を出てっちゃうんですが、こうしてセットの近くに行けることもあるので、個人的には残ってるのがおすすめ(笑)。セットの近くで記念撮影することだって出来ますよ。
ショーの終了後
ちなみに会場を出たら水とレッドブルが置いてました。
ブランドによってはお酒が出ることも(笑)。最後まで楽しましてくれるう!!
というわけで会場の雰囲気は以上となります。コレクションの雰囲気を味わっていただければ幸いです。
https://amazonfashionweektokyo.com/jp/
ちなみに2019年の東京コレクションは3月18日から始まります。
ホールには入れませんが、ホールの近くにまでなら招待状が無くても行けます。たくさんのオシャレな人が見れるので、興味ある方はふらっと立ち寄るのも楽しいかも!
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