「異素材ミックス」って何?
こんばんわ、おおやりです。
今回は「素材」の話。
服、バッグ、靴など、身に着けるアイテムの素材は実に様々なもので出来ています。
その「素材」をバラバラに組み合わせるコーディネートを、一般的に「異素材ミックス」と呼びます。
https://bit.ly/2DDnfvc
例えばこのコーデは、「デニム」素材のジャケットと「スウェード」素材のスカートを組み合わせる「異素材ミックス」コーデだそう。。
・・・しかしこれ、「そんなこと言われても」って感じしませんか?
素材なんて無限にあるし、何の素材と何の素材を組み合わせるのがオシャレなんじゃ!!!( ^ω^)
って思いませんか?
という訳で今回は、異素材ミックスを、最も簡単に定義し、言語化します。
言語化することで「異素材ミックス」を使ったオシャレなコーデを「誰でも簡単に」再現できるようにします。
あやふやな「異素材ミックス」の定義はもう終了です。このブログでしっかりと定義付けしますね。
是非最後までご覧ください。
異素材ミックスも「バランス」の世界
「異素材ミックス」について説明するために、先ず二つのコーデを見比べていただきます。
比較しやすくするために、どちらも色はオールブラックのコーデです。
https://wear.jp/
まずはこのコーデ。
・・・申し訳ないですが、ちょっと「のっぺり」とした印象を受けませんか?
https://wear.jp/
それに対してこのコーデ。
いかがでしょう、殆どの方が、「2枚目」の方がオシャレに感じたのではないでしょうか?
何度も書いておりますが、「オシャレ」とは「バランスを取ること」です。
これも、その「オシャレのバランス」で説明することができます。
そこでこのブログでは、「異素材ミックス」を、『「硬さ」と「軟らかさ」を組み合わせること』と定義します。
https://wear.jp/
それを踏まえてもう一度このコーデを見てみましょう。
キャンパス地のシューズとバッグ。軟らかそうなワンピとレギンス・・・
そう、実はこのコーデ、「硬そうな素材」が一つも入ってないんです。
全てが「軟らかめ」な素材のため「メリハリ」を感じることができず、「のっぺり」とした印象を受けてしまっていたんですね。
https://wear.jp/
そしていよいよこのコーデ。
アイテムを見ていくと、「『軟らかい』コート、ワンピース」に「『硬い』レザーブーツ、チェーン付きのバッグ」を合わせています。
その結果、「軟らかいものと硬いものの対比」により、「軟らかいものはより軟らかく」「硬いものはより硬く」見せ、コーデに「メリハリ」が生まれます。
そのため「コーデにメリハリが付いている」ので、1枚目と違って「のっぺり」とした印象が皆無となり、「オシャレな印象」を与えることができているのです。
ちなみに、以前大反響をいただいた記事に「ワンピース、のっぺり問題」があります。
未読の方は、まずその記事をご覧ください。
参考記事:「ワンピースのっぺりorおばちゃん問題を一挙解決!」
https://bit.ly/2z2WkWE
裏事情をお話すると、この記事では内容を複雑にしないために、「無地のワンピースにはライダースなどのアウターを合わせるとのっぺりしない」という説明に留めておきました。
実はこのコーデも、「軟らかいワンピース」に「硬いライダース」を合わせ、「硬さと軟らかさのバランス」を取ることでメリハリを付け、オシャレに見せていたのです。
ライダースは1着あると本当に便利。「フェミニンとマニッシュ」「硬さと軟らかさ」のバランスを取ってくれるうえに、丈も短いので脚長効果も発揮してくれる、超お得なオススメアイテムです。
異素材ミックスコーデ実例集
http://street-fashion-snap.com/
海外スナップを見ると、実に巧みにこのテクニックを使っている方の多いこと多いこと。
ニットキャップ、恐らくウールのコート、キャンパス地のスニーカーという軟らかい素材。
これにレザーのバッグという硬い素材を合わせることで、実に自然に「硬さと軟らかさのバランス」を取っています。
この画像、ためしに指でレザーバッグを隠してみて下さい。隠す前より「のっぺり」とした印象を受けるはずです。
https://www.pinterest.jp/
他にも、例えばこれなんてお手本のようなファーの使い方。
「レザーの超ロングブーツ」という硬いアイテムに、「ファーベスト」という軟らかいアイテムを合わせることで、硬さと軟らかさのバランスを取っているんです。
「ファーベストは難しい」とよく耳にするんですが、あれは、女性が「硬いアイテムで身を固める」のが珍しいからそう言われているんだろうな、と分析しております。
このバランス感覚さえ身に着ければ大丈夫です。例えばライダースにファーベストなんて、硬さと軟らかさのバランスで考えると最高の組み合わせですよ。
https://bit.ly/2R86yvM
この方は日本人ですが、実に硬さと軟らかさのバランスが見事。
「デニム、レザーブーツ」など硬めのアイテムに、「ニットキャップ」を合わせることで、軟らかさのバランスを取りにいってます。
想像していただけると分かると思うんですが、これにキャップ(野球帽みたいな帽子)を合わせていたら、こんなに軟らかい印象は得られないはずです。
https://binged.it/2DPsXLD
最後に、このブログでちょくちょくオススメしている(笑)ライダースのコーデ。
ライダースには、ニットキャップが良く合います。
・・・もう説明不要ですよね?(笑)
ここまで記事をご覧いただいた皆様なら、鬼門とされるワントーンコーデ(冒頭のオールブラックのようなコーデ)も、もう怖くないはず。大事なのは「硬さと軟らかさの組み合わせ」です。是非お試し下さいね。
もし記事内容が面白ければ、下記のボタンでシェアやツイートを是非!更新するうえで非常に励みになります。どうぞよろしくお願い致します。